うめきた2期地区再開発 大阪市が地区計画の原案を公表

2016年8月26日、大阪市はうめきた2期地区の地区計画原案の公衆縦覧を開始しました。 「みどり」と「イノベーション」の融合拠点を目標に、約17.1ヘクタールのうち、約4.5ヘクタールを緑地としながら、新産業創出、国際集客・交流及び知的人材育成の機能の導入を中心とした質の高い都市機能の集積を図るというものです。

うめきた2期 地区計画 説明図
うめきた2期の地区計画説明図(大阪市資料より)。メインとなるA地区、南側の道路を隔てたB地区、グランフロント大阪の北側を含むC地区という構成になっています。

うめきた2期地区 全体俯瞰 2016年8月 01
うめきた2期 A地区の俯瞰。まさに再開発の顔となる地区です。中央に約4.5ヘクタールの都市公園、右下にJR大阪駅と接する大阪西口広場が整備されます。

うめきた2期 A地区南側 2016年8月 01
うめきた2期 A地区南側の様子。東西道路沿いに約2ヘクタールの都市公園、その南側に商業、業務、居住、宿泊などの複合機能が導入されることになっています。

うめきた2期 A地区南側 2016年8月 02
うめきた2期 A地区南東側の様子。関空特急はるかの停車する新駅の整備と共に、大阪西口広場が整備されます。既存のうめきた広場を拡張するイメージでしょうか。

うめきた2期 A地区北側 2016年8月
うめきた2期 A地区北側の様子。東西道路沿いに約2.5ヘクタールの都市公園、その北側に商業、業務、居住、宿泊などの複合機能が導入されることになっています。

うめきた2期 A地区北側 俯瞰 2016年8月
うめきた2期 A地区北側の俯瞰。この範囲の殆どが緑地になるイメージ。敷地の北側では、新駅設置のためのJR東海道線支線地下化工事が進行しています。

大阪駅北1号線 2016年8月
グランフロント大阪の北館と南館の間からうめきた2期地区方向。将来、写真奥の梅田スカイビル方面へ東西道路(大阪駅北1号線)が開通することになります。

うめきた2期 B地区 俯瞰 2016年8月
うめきた2期 B地区の俯瞰。以前の提案募集区域には含まれていませんでしたが、この場所も再開発されることが今回明らかになりました。現在は日本通運の関連施設が建っています。業務、商業機能等の導入が計画されています。

うめきた2期 B地区 2016年8月
うめきた2期 B地区の様子。もしかしたら左側にある大阪ステーションシティ駐車場を含めて一体的に再開発が行われる可能性もあります。

うめきた2期 C地区 2016年8月 01
うめきた2期 C地区の様子。南側はグランフロント大阪に、東側は済生会中津病院に接するエリアです。居住、業務、商業機能等の導入が計画されています。

うめきた2期 C地区 2016年8月 02
うめきた2期 C地区の様子。中央右側が関空特急はるかの走るJR東海道線支線。C地区は位置的に高層マンションや医療施設等が建設される可能性が高そうです。

うめきた2期地区 全体俯瞰 2016年8月 02
うめきた2期地区の全景俯瞰。地区計画原案が公開され、徐々に期待感が高まってきました。改めて2014年3月に公開された優秀案を見るのも面白いと思います。

以上、うめきた2期地区の現況でした。再開発が本格化する前の2019年3月までは、まちづくりのプロモーションを兼ねて暫定利用が行われることになっています。敷地が開放されることにより、一気に再開発のムードが高まっていくのではないでしょうか。うめきた2期については、決して一時的な景気状況に左右されることなく、大阪最後の一等地に相応しい、将来を見据えた再開発が行われることを期待します。